熱テクノロジー
金属は、熱の加え方ひとつで硬さも粘り強さも大きく変わります。JEMIXが手がける「熱テクノロジー」は、その熱を自在にコントロールし、金属本来の強さとしなやかさを引き出す技術です。橋梁や発電所、乗り物や電子機器まで、目に見えない場所で社会を支えるこの技術について、ご紹介します。

目に見えないところで、社会を支える「熱」の仕事
橋梁も、発電所も、あなたが毎日使っているスマートフォンも。実はその内側には、金属を熱でコントロールする技術が欠かせません。JEMIXは、その「熱の技術」を陰から支える仕事をしています。
焼鈍(しょうどん)って、何? 「焼鈍」と書いて「しょうどん」と読みます。金属を高温まで加熱し、ゆっくり時間をかけて冷ます処理のことです。
金属は、曲げたり溶接したりすると、内部にひずみを抱え、硬くもろくなります。放っておくと、後で割れや変形の原因になります。焼鈍は、そうした金属の「ストレス」を熱でじっくりほぐし、しなやかさと強さを取り戻す処理です。人が凝り固まった体をほぐすのに近い感覚だとイメージしてください。

焼鈍は、どこで活躍しているのか
世界最長の吊り橋・明石海峡大橋を支えるメインケーブルの鋼線。発電所のボイラーや配管。船のエンジン部品や自動車のばね、歯車。半導体のシリコンウェハーまで。規模も業界もまったく異なる現場で、同じ「熱で金属を制御する」という発想が生きています。焼鈍は、私たちの暮らしを支えるインフラや製品の隅々に溶け込んでいる、縁の下の力持ちなのです。


JEMIXが担っている役割
JEMIXの核となっているのは、工事部が現場で実際に手がける焼鈍の施工です。橋梁、発電所や石油など各種プラントなどの溶接部に直接出向き、焼鈍そのものを施工します。この分野の黎明期から携わってきた実績があり、国内だけでなく世界各地の現場でも施工を積み重ねてきました。
焼鈍で狙い通りの品質を出すには、「正しい温度で、正しい時間、加熱・冷却する」ことが土台になります。JEMIXはこの土台を支えるため、シース型熱電対やペアーワイヤーといった温度センサー、補償導線、耐熱ケーブル、耐火・断熱材料、温度記録計を扱う専門商社の顔も持ち、世界の優れた製品を日本に紹介する橋渡し役も担っています。今では当たり前に使われている耐熱材料の中にも、JEMIXが日本にいち早く紹介したものがいくつもあります。
現場での施工経験と、正確な温度計測の知見。この両方を併せ持っているからこそ、机上の理論だけではない、現場に即した仕事ができます。

この仕事のやりがい
橋梁や発電所を自分たちで作るわけではありませんが、その裏側にある「正しい温度で熱処理する」という工程を、現場での施工と製品の両面から支えています。相手は鉄鋼、自動車、造船、電力、半導体など業界も規模もさまざまで、国内外の現場に自ら足を運び施工に携わる立場だからこそ、幅広い知識と経験が積み重なっていきます。
専門知識は入社後で構いません。目に見えないところで社会を支える仕事に、少しでも心が動いたなら、ぜひ話を聞きに来てください。


