よくあるご質問

よくあるご質問

ジェミックスの事業内容や採用に関して、お客様や求職者の皆さまからよくお寄せいただくご質問をまとめました。「焼鈍」「PWHT」といった専門用語の意味から、対応可能な業界・エリア、未経験からの入社やキャリアパスまで、幅広い疑問にQ&A形式でお答えします。気になる項目からご覧ください。ここに掲載のないご質問は、お問い合わせフォームよりお気軽にお寄せください。

事業について

  • 「焼鈍(しょうどん)」とは何ですか?
  • 金属を高温まで加熱し、時間をかけてゆっくり冷ます熱処理のことです。金属は曲げたり溶接したりすると内部にひずみを抱え、硬くもろくなります。焼鈍は、そのひずみを熱でじっくりほぐし、金属本来のしなやかさと強さを取り戻す処理です。
  • PWHTとは何ですか?
  • 溶接後熱処理(Post Weld Heat Treatment)のことです。すでに溶接が終わった鋼材に対して行う焼鈍で、工事部が現場で直接施工を担当しています。橋梁やプラント、発電所などの溶接部に出向いて行います。
  • どのような業界・製品に対応していますか?
  • 橋梁(明石海峡大橋のメインケーブルなど)、発電所のボイラーや配管、船のエンジン部品、自動車のばねや歯車、半導体のシリコンウェハーまで、業界・規模を問わず対応しています。「熱で金属を制御する」という考え方は、暮らしを支えるインフラや製品のあらゆる場所で生きています。
  • 対応可能なエリアを教えてください。
  • 国内は神戸本社のほか、東京支店・相生事業所から全国に対応しています。海外はシンガポール法人を拠点に、アセアンを中心とした世界各国での施工実績があります。
  • 「工事」と「製造」、それぞれ何が違うのですか?
  • 工事部は、橋梁やプラントなど現場に直接出向いてPWHTを中心とした焼鈍を施工する部署です。一方、製造部は、大型の焼鈍炉や熱プラント、ヒーターなど、お客様の用途に応じた設備そのものの設計・製造を行っています。現場施工と設備製造の両方を自社で手がけている点が特徴です。
  • 大型・特殊な設備の製作にも対応できますか?
  • はい。大型鋼材用の焼鈍炉から、車両台車付きの取り扱いやすい炉、自動車部品の検査用加熱炉、発電用タービンの光輝焼鈍用大型真空熱処理炉まで、多数の設計・製造実績があります。海外の大型圧力容器案件(韓国・台湾など)でも、コストを抑えた仮設炉の提案・製作を行った実績があります。まずはご相談ください。
  • 高周波誘導加熱とはどのような技術ですか?
  • 金属に高周波の電磁誘導で渦電流を発生させ、ワーク自身の内部抵抗で自己発熱させる加熱方式です。変換効率が92〜95%と高く、狭い範囲に高密度のエネルギーを集中できるため急速加熱が可能です。ワークに直接触れずに加熱できる非接触方式で、真空中でも問題なく使用できるため、周囲への熱害もほとんどありません。
  • 温度センサーなどの製品も販売していますか?
  • はい。自社製品に加え、国内外の優れた製品を扱う商社的な役割も担っています。シース型熱電対やペアーワイヤーといった温度計測製品、補償導線、耐熱ケーブル、耐火・断熱材料、温度記録計まで幅広く取り扱っています。現在では一般的に使われている耐熱材料の中にも、当社が日本にいち早く紹介した製品が数多くあります。
  • 会社の創業や実績について教えてください。
  • 1968年の創業当初から、加熱技術・焼鈍に特化して事業を展開してきました。創業時にCOOPERHEAT社とライセンス契約を結び、日本におけるPWHT専門会社としての歩みをスタート。以来、国内外で数々の施工・製造実績を積み重ねています。

採用について

  • 未経験でも応募できますか?
  • もちろんです。焼鈍という熱テクノロジーを扱う会社は全国でも少なく、専門知識を体系的に学べる教育機関もほとんどありません。そのため、社員の大半が未経験からのスタートです。合言葉は「ヒトミニネツヲモテ(人、身に熱を持て)」。必要なのは専門知識ではなく、好奇心とやる気です。
  • 入社前に専門知識や資格は必要ですか?
  • 必要ありません。専門知識は入社後で構いません。教科書のない世界だからこそ、現場で先輩から学んだことがそのまま自分の武器になります。
  • どうやって仕事を覚えていくのですか?
  • 入社後は先輩社員に同行し、現場の空気に慣れるところからスタートします。温度計測の基礎や焼鈍の原理を、座学ではなく実際の施工を通してOJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)形式で一つずつ体で覚えていきます。最初は道具の扱い方や現場でのルールを覚え、少しずつ任される範囲を広げながら、技術と知識を並行して身につけていきます。
  • 資格取得のサポートはありますか?
  • あります。実際に、入社4年目の社員は、酸素欠乏危険作業主任者、低圧電気取扱業務特別教育、高所作業車運転技能講習、フルハーネス型墜落制止用器具に関する特別教育など、入社半年ほどで複数の資格・講習を取得しました。資格や講習の費用は会社負担で、勉強の応援もしてもらえます。準中型免許なども会社負担で取得を目指せます。
  • どんな部署がありますか?
  • 現場でPWHTを施工する「工事部」、焼鈍炉やヒーターなどの設備を設計・製造する「製造部」、高周波誘導加熱装置を扱う「高周波機器事業部」、国内外の製品を扱う「販売」部門などがあります。部署をまたいだコミュニケーションも取りやすい環境です。
  • 出張はありますか?
  • 工事部・高周波機器事業部を中心に、お客様先での作業が多く、北海道や九州、四国など全国への出張があります。長い時は1ヶ月ほど現地滞在になることもありますが、休みの日に現地の観光地を巡るなど、出張ならではの楽しみを見つけている社員もいます。
  • 体力的にきつい仕事ですか?
  • 現場での熱処理は基本的に長袖作業服を着用して行うため、真夏は暑い現場もあります。ただ、自分たちが手がけた熱処理によって橋梁やプラントなど社会インフラが動いている実感は、そうした苦労に見合う爽快感につながっているという声もあります。
  • 異業種からの転職でも活躍できますか?
  • はい。現在活躍している社員も、歌手を目指していた方や、営業職から熱エンジニアに転身した方など、経歴はさまざまです。共通しているのは入社時点では「ほぼ0スタート」だったこと。OJTを通じて技術を身につけ、数年でプロジェクト管理を任されるようになった社員もいます。
  • 将来的にどのようなキャリアを目指せますか?
  • 現場経験を積みながら、知識と技術を身につけていくことで、設計者やプロジェクト管理者(マネージャー)、部署統括者を目指すことができます。担当業務の幅を少しずつ広げながら、橋梁やプラントといった社会インフラを自分の手で支える存在へと成長していけます。