加熱方法として、ガズバーナーや電気抵抗加熱に比べ熱効率が高くクリーンな熱源として注目されているのが高周波誘導加熱装置です。これまで高周波は価格が高いと敬遠されてきましたが、ジェミックスが電源の量産化によりコストダウンに成功し、誘導加熱の特長を生かした装置の開発に勉め、新しい用途、お客様のニーズにお応えしています。
揚水発電所に使用される水圧鉄管には高張力鋼が使用され、溶接時に予熱の必要があります。直径が5m肉厚が50mm〜80mmという巨大な円筒を回転させながら溶接スピードに合せて高周波誘導加熱を利用した装置を考案しました。
エルボの継ぎ目溶接部の焼鈍を、断熱材の上から加熱コイルを巻きつけて加熱します。
本四架橋においてはボックス構造の梁の溶接を行うに当たり溶接と同じスピードで鋼材の予熱を行う必要がありました。当社の技術者は顧客の要求に応えて走行式の自動予熱装置を提案しました。
宙吊りにした小物を加熱出来ます。
高周波誘導加熱を利用することにより、ギルトのみをを急速に加熱し効率よくギルトを伸長します。また短時間で加熱する為、タービン軸などへの熱影響が少なく大幅に時間が短縮されます。